| ◆大野製炭の炭焼きとは、 |
奥能登の先端に珠洲市があります。周りを海に囲まれた能登では昔から楢(ナラ)や椚(クヌギ)を伐採して炭作りが行われてきました。大野製炭でも伝統を守り、近くの山(里山)から木々を伐採しています。職人による本物の炭(黒炭)を提供しています。
創業は35年ぐらいになると思います。当時、燃料革命が起きて石油やガスが普及し始め、たくさんの炭焼きさんがやめていく中、それまで炭焼きをしていなかった先代(父)が、なぜか始めだして現在に至ります。 |

作業場から見える山並み。
写真は、手付かずの楢(炭材)が群生している雑木林。一本一本真心を込めて焼いた木炭をご提供いたします。 |
| ◆炭ができるまで |
まずは、このように下刈り機を使って、下草(笹や、柴(小さい雑木))を刈ります。足元をきれいにすることで、作業がしやすくなります。
次に、楢以外の雑木を窯のサイズに合わせて長さを切り揃えます。ちなみに、私は3尺9寸に切っています。
この雑木は、主に焚き口付近の灰化しやすいところや、上げ木(”わせ”ともいう)に使います。
切りそろえられた材木は、適度な長さに切りそろえて、一本ずつ丁寧に窯に積められていきます。この作業が終われば、窯の入口を蓋して窯焚きの作業となります。
窯焚きは約5日間かかります。昼夜問わずに火の管理をするのがなかなか難しい作業です。煙の様子を見ながら火を止めて冷ますことになります。 |

↑刈る前


↑刈った後
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これは、2008年1月3日の写真です。4本の煙が上がっているのがわかりますか?
えー、左から1号、2号、3号、4号と呼んでいます。今日は、3号窯の炭出しで、一昨日から出し始めました。納得のいく焼き上がりで、ホッとしています。が、注文の数だけの商品が出来なかったので、続けてどんどん出していこうと思います。
ちなみに・・・
写真の煙に違いがあるのが分かりますか?
1号は、ちょうど蒸気乾燥が終わり、着火している最中の煙。
2号は、まだ蒸気乾燥の途中の煙。この翌日に着火しました。
3号は、炭化の終わり頃で、温度があがりはじめ最終段階に入ったところの煙。
4号は、もうすぐ3号みたいになる直前の煙。それまでの温度よりも少し下がって、ちょっと弱々しい感じ。でも、ここから助走をつけたように一気に温度を上げていきます。 |
冷ました後は窯から出して、適当な長さに切りそろえて梱包されます。それが皆様のお手元に行くことに行くことになります。
また、製造過程ででる木作液もお勧めです。
大野製炭の炭はこのようにして作られていくのです。 |
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| ◆里山の保全と薪炭生産との関係 |
平成19年11月25日(日)
珠洲市唐笠町(東山中の近く)で親戚の休耕畑をお借りして、クヌギの植林をしました。

参加者は珠洲市青年団協議会から数名と、金沢で茶道をしている方2名。
約、2時間ほどで200本の苗を植えました。(下刈りと、印は前もってしておきました)。穴を掘る人、苗を植えていく人とに別れて行いました。
穴掘りは相当辛かったようでしたが、最後に感想をお聞きしたところ、「良かった」とみんなが言っていました。 |

多くの種類の生物が生息する里山は、かつては薪や炭のための林として利用され管理されてきました。しかし、近年の燃料革命の進行や薪炭生産者の減少などで里山は放棄されてきています。
森林は、水源のかん養、地球温暖化の防止、土砂の流出防止など直接目に見えない恩恵を私たちに与えてくれているのです。 |